記憶術の歴史~古来より世界中で発展してきた記憶術

記憶術の歴史~古来より世界中で発展してきた記憶術

みなさんは記憶術と聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

おそらく「記憶術講座」などと銘打たれた広告の数々などを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。

ですが実は記憶術自体は昔から世界中で研究されてきたのです。

吉野式記憶術公式HP

西洋における記憶術の歴史

西洋では記憶術は伝統的な修辞学の一部門として扱われていました。

紀元前6世紀ごろの古代ギリシア時代からすでにあったようで、古代ローマでも元老院などでメモを使った弁論が認められていなかったために発達したと言われているようです。

その後、中世ヨーロッパに受け継がれ修道士や神学者ほか教養人によって用いられました。当時は印刷技術も未発達だったようなので、そう考えると記憶術の需要は確かにあったんでしょうね。その後も神学者などによって、記憶術の複雑な体系は構築されていきます。

日本における記憶術の歴史

覚える・記憶するという行為自体は、縄文時代にまで遡ることができるようです。

当時は口を1・目を2・右胸を3・左胸を4・正中線を5・裏面の両耳で6というように、体の部位で数を覚えていたことが研究により明らかになっています。

日本で何より有名なのは、聖徳太子のエピソードでしょう。

10人が一度に発した言葉を漏らさず一度で理解し、的確に返答したというアレです。「豊聡耳」と呼ばれるこの逸話は、瞬間記憶に長けた人物としての聖徳太子の凄さを物語っています。

また、なんと忍者も記憶術を駆使していたようですね。地形・敵の強弱・人数・日の吉凶・月の出入り・潮の干満・方角・時刻などを覚えたそうで、確かに必要そうなものばかりです。

日本人としてなじみ深いものとしては、百人一首のかるたがあります。記憶が重要となる遊びとして、昔から親しまれていますね。

記憶術は世界で競技にも

日本でも世界でも、記憶力大会なるものが昔から開催されています。

「メモリースポーツ」とも呼ばれ、イギリスを発祥としドイツ・アメリカ・オーストラリア・アルジェリアなど世界40カ国以上で大会が開催されています。

日本でも2005年から2019年まで、奈良県の大和郡山市で「記憶力日本選手権大会」が開催されていました。2014年からは国際大会標準に則ったルールで行われるジャパンオープン記憶力選手権も開催。

対戦形式の大会として2018年からMemory League Championship(MLC)、初心者に優しい1種目の大会として2019年からSpeed Cards Challenge(SCC)も開催されています。

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